保険診断Q&A

節約・ライフプラン


子育て完了を期に保険の見直しを考えています。
介護状態になった時に、今の給付額で大丈夫でしょうか?


山根 克規先生
(やまね かつのり)
プロフィール
死亡保険の必要がなければ、その掛け金を貯蓄やローン返済に充てよう

介護保険を検討するなら、貯蓄性も加味して

健康なうちに単品の医療保険加入を


山形健一(仮名)さんのご相談
今月から、娘二人とも就職いたしまして、経済的には子育て完了となりました。生命保険を見直す機会かと思いご相談いたします。
現在加入している保険は以下の通りです。
  1. 住友生命LIVEONE楽々人生らぶ30タイプ 新介護逓減定期保険特約
  2. 初年度(52歳)保険金3,000万円、毎年133万円ずつ逓減して61歳以降69歳まで1,800万円
  3. 災害・傷病関係特約 入院時 日額5,000円(妻は3,000円)
  4. 払込金額 21,541円/月、62歳以降は45,931円/月
  5. その他、負債としては住宅ローンがありますが、団体信用生命保険に加入しているのでいざというときに問題ないと考えて良いでしょうか。また、昨年まで住んでいたマンションを賃貸に出しているので12万円/月の家賃収入があります。
気になっているのは、死亡あるいは介護状態になったときの保険金額はいくらぐらいが必要か、入院給付額5,000円(妻3,000円)は少ないのではないか、62歳から69歳までの払込金額が45,931円/月と高額である点です。
山形健一(仮名)さんのプロフィール
年齢 53 歳
性別 男性
世帯主の職業 会社員
世帯年収 940 万円
■家族構成
本人 53 歳 会社員
妻 54 歳 主婦
長女 22 歳 会社員
次女 20 歳 会社員

■住居
持ち家(ローン返済中)

死亡保険・介護保険は無くても、
入院一日1万円給付の医療保険を終身タイプで

まず保険の考え方ですが、万が一の際に経済的に困らないためのものです。
その万が一とはどのような時か、またその際に必要な金額はいくらなのかを考える必要があります。今回のご相談の場合、死亡時介護状態の際入院時の3点が気掛りのようですね。

まず死亡時から考えましょう。
ご主人の死亡時には遺族年金だけでも奥様の生活費の3分の2はカバーできそうです。さらには退職金、家賃収入が見込まれますので、死亡保険の必要性はなさそうです。
このようにあっさり申し上げると、死亡保険が無いことに対して不安になる方が多いと思います。しかし住宅ローンの支払も無くなり、これまでお給料の中から結構な金額の公的年金を支払ってこられた分、遺族年金も十分にあり家賃収入もあり、またお二人のお嬢様は既に独立しているわけですから、保険の必要性はほとんどありません万が一の際に必要無い保険は、その分掛け金がムダになります。ご加入中の保険はその多くが掛捨てのようですので、そのお金があるならば将来への貯蓄やローン返済に充てたほうが良いのではないでしょうか?

次に介護状態についてですが、これは民間の保険では十分な保障は得にくいのが現実です。というのも保険が支払われる条件が結構厳しく、なかなか給付を受けることができないと言うことと、それなりの保障を得ようとした場合に掛金も高額になる点です。それゆえ公的な介護保険があるわけです。ただしこちらも十分ではないのが現状です。そこで頼りになるのはやはり「現金」です。その点も踏まえるとやはり無駄な保険は避けたいものです。ゆえに介護について保険で用意しようとする場合は、貯蓄性も加味してご検討下さい


健康なうちに単品の医療保険加入を

最後に入院時の保障ですが、自己負担3割の今では、保険でカバーするには1日8,000円〜1万円程度は欲しいところです。また入院時に役立つ医療保険の場合、1回の入院で何日まで支払われるかで掛金(保険料)が決まります。どの程度が妥当であるかは、色々な考え方がありますが、私は60日程度でも良いのではないかと考えています。というのも統計によると入院の90%以上が60日以内であることです。 また脳血管疾患など60日を超えるような長期入院の場合は、「高額療養費」が役立ちます。これは一ヶ月で支払う自己負担に上限が決まっているということです。これは医療費によって若干差がありますが、今は大体7万円後半から8万円程度です。これには個室の差額ベッド代などは含まれませんが、通常の大部屋での入院であれば月8万円程で足りると言うことです。ということは仮に1日1万円の保険で100日入院した場合、実際に保険からは60万円の支払(60日まで支払いで契約した場合)となります。60万円あれば月8万円として7ヶ月以上の入院費がカバーできると言うことです。実際こんなに長い入院であれば途中で手術をしているはずです。そうなると手術に対する給付がありますのでさらに長い入院にも対応可能と言うわけです。 医療保険のもう一つのポイントは保険の期間を一定期間にするか一生涯にするかです。保険料のアップを気にされるならば一生涯の保険、つまり終身医療保険がお勧めです。これは一生の保障があり、加入時に掛け金が決まり、以降は保険料のアップがありません。
なお医療保障は現在のところ死亡保障の特約として加入されていますが、特約はそれだけでは成立しませんので、健康なうちに医療保険を単品でご加入されることをお勧めいたします。

以上まとめますと、死亡保険は不要介護保険は必要であれば貯蓄性を考えて加入医療保険は終身タイプで1日1万円、1入院60日程度の保険ということでお考えになるとよろしいのではないでしょうか?またこれからは万一の保障も大事ですが、保険が必要とならないように健康維持増進に対する意識と支出が必要だと思います。保険はもらわないに越したことはありませんからね。


今、売れている商品がその場で分かる!最新の医療保険ランキングTOP10





Copyright(C) NTT IF Corporation All Rights Reserved.