家計診断Q&A

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貯める・殖やす
伊藤さん顔写真 FP:伊藤美和

貯蓄や投資を始めてしばらくすると、誰の頭にも思い浮かぶのが1000万円という夢の数字。「1000万円お金を貯める」ということはハードル走に似ています。100万円、300万円とハードルをクリアするごとに貯まるスピードはどんどん加速していきます。この「貯める・殖やす」のコーナーでは、皆さんがハードルを楽に越え、早くゴールにたどりつけるよう、お手伝いができればと思います。何でもお気軽にご相談ください。
■ご相談者
相談者(仮名)
小林直樹さん

31歳 メーカー研究室勤務。会社の独身寮にて一人暮らし。
結婚資金を2年で200万円貯めたい
入社から2〜3年ほどは貯金に励んでいましたが、最近では月末になると「お金がない」という状態の繰り返しです。定期には何とか手をつけずに頑張っているものの、気が向いた時に空き缶に入れている500円玉貯金に、時には頼ることも……。
こんな僕ですが、今つきあっている彼女と2年後には結婚したいと思っています。となれば結婚資金。あと200万円貯めたいのですが、貯蓄商品の知識もないので、アドバイスをお願いします。


・貯蓄状況
 収入
 給与(月手取り) 280,000 円
 ボーナス(年手取り) 1,120,000 円
 支出
 寮費
 (電気・ガス・水道代込み)
27,000 円
 食費・外食費 68,000 円
 電話代
 (携帯・ネット代込み)
17,500 円
 被服費(スーツなど) 46,000 円
 趣味・娯楽費
 (スポーツクラブ・
 テニスなど)
29,000 円
 交際費
 (ゴルフ・デート代など)
74,000 円
 保険料(終身+医療保険) 21,450 円
 車ローン 32,000 円
 合計 314,950 円
 残金 ▲34,950 円
 貯蓄残高
 普通預金 80,000 円
 定期預金 500,000 円
 ニュー定期 1,000,000 円
 定額貯金 700,000 円
 米ドルMMF 200,000 円
 500円玉貯金 11,500 円
 借入
 車ローン 1,160,000 円
  
■アドバイス
給与天引きで貯蓄しながら多すぎる娯楽費、交際費を抑えましょう

2年で200万円を目標にすると、1年で100万円。毎月5万円、ボーナス1回で20万円を貯めていかなくてはなりません。幸い独身寮に入居されているので、毎月5万円の貯蓄は「本気」をだせばそんなに無理なくできるはず。
趣味・娯楽費と交際費の合計で月収の約36%(10万3000円)というのは独身とはいえ多すぎ。この費用の合計を月収の20%(5万6000円に抑えれば、差額分(4万7000円)で毎月の貯蓄目標金額を捻出することができます。いきなり半分に抑えるということが難しければ、外食費を削るなど、他の費目で調節を。またスーツの購入など毎月の貯蓄のペースを崩す要因となるような出費は、年間予算を組んでボーナスで支出するようにします(レジャー費は年間20万円、被服費は年間15万円など)。

具体的な貯蓄方法ですが、会社に社内預金や財形預金の制度があれば天引きで貯蓄を始めましょう。なければ銀行の自動積立定期信用金庫の定期積金郵便局の積立貯金などを利用して「貯蓄した残りのお金で暮らす」習慣を身につけましょう。

最後に車のローンについてですが、金利も高いし、借り入れ金は結婚前に完済することが望ましいので、思い切って貯金を崩して一括返済をすることをお勧めします。ローン返済にあてている金額を毎月&ボーナス時の貯金に上乗せすれば、2年後には借金をゼロにした上で、目標貯蓄額をクリアできます。

チェック! シングルの方へのMoneyワンポイントアドバイス

独身時代に人間関係や趣味を広げたり・キャリアアップのための自己投資にお金を使うのは大いに賛成です。でも将来のことを考えれば、貯蓄ゼロというのはやはり問題。「基本的には、お給料が出たらまず貯蓄して、残りのお金で生活する。でも“ここぞ”という場面では自己投資を惜しまない」という独身時代ならではの特権的ライフスタイルを実践してみてはいかがでしょうか?ただし結婚・起業などの予定ができたら、気持ちを切り替えて、集中的に貯蓄に励みましょう。


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